トップページ ＞ 慰謝料請求の方法

信頼していた妻に浮気をされた時のショックは、想像以上に大きいものです。
それでも、妻との関係を修復するために、離婚もしなければ慰謝料の請求もしないという人はいることでしょう。
しかし、それは多くの場合いい結果を生みません。

 

ここでは、妻の浮気に対し慰謝料を請求した方がよい理由を解説します。

自分の気持ちにけじめをつけてこそ、前に進むことができる

第１の理由は、自分の気持ちにけじめをつけるためです。

 

慰謝料を請求しないまま元の生活に戻ろうとしても、どこかモヤモヤした気持ちが残ってしまい、前と同じような関係には戻りにくいでしょう。
大きなショックを受けたにも関わらず、意志の力だけで前に進もうとするのは、とても負担のかかることなのです。

 

本来、心の傷はお金で精算できるようなものではありません。
それでも、ある程度まとまった額の慰謝料をもらえれば、「自分の心の傷の対価がこれだ。
自分の心にはそれだけの価値があった」と自尊心を保つことができます。
妻が浮気をやめたとしても、夫が負ったダメージは修復できませんから、傷を埋めるものが必要になるわけです。

 

さらに、慰謝料をもらうこと自体が、お金という目に見える形で浮気の終わりを確認することにつながります。
「けじめはつけた。だからこの件はもうお終い！」と気持ちをすっきり切り替えることができるのです。

慰謝料のダメージは、浮気の再発防止に十分な威力がある

第２の理由は、浮気を繰り返すのを防ぐためです。

 

口では「もう浮気はしない」と言っておきながら、実際には関係を続けていたというケースはいくらでもあります。
離婚や慰謝料といった具体的な制裁が加えられなければ、妻のダメージはゼロに等しいでしょう。
浮気を続けることに何の支障もありません。

 

一般的に、離婚をしない場合の浮気の慰謝料は、50万〜200万円程度が相場です。
そこまで大きな金額ではありませんが、経済的にダメージを受けるのは確かでしょう。
少なくとも、「もう浮気はやめよう」と思わせるだけの威力はあります。

仮に浮気を続けたとしても、今まで以上に発覚を恐れて大っぴらな行動が取りにくくなりますから、そのまま自然消滅することも期待できます。

 

結局のところ、浮気のリスクというものを明示できるのが慰謝料請求のメリットなのです。

 

妻に対して請求するのがためらわれるなら、浮気相手だけに請求することもできます。
また、逆に、妻にだけ請求することもできますから、自分が１番納得できる方法を選びましょう。

愛情があるからこそ怒る。自分が本気だということを伝えよう

第３の理由は、自分が本当に怒っているということを妻に伝えるためです。

 

自分の浮気がバレた時、パートナーが表面的な怒りしか見せなかったら、皆さんはどう感じるでしょうか？
きっと、「この人はもう、自分に対する愛情がないんじゃないか？」と疑いたくなるでしょう。
あるいは、「向こうも浮気や隠し事をしているから、慰謝料の請求さえしないのでは？」と勘繰ってしまうかもしれませんね。

 

怒りの感情は、信頼している相手に裏切られたからこそわいてくるものです。
愛情の枯渇を疑われてしまっては、きっといつか夫婦の関係は破綻します。
自分が妻を愛しているということを伝えるためには、本気で怒ってみせ、慰謝料という形で制裁を加えることが必要なのです。

 

妻の側も、夫の怒りに触れて初めて、自分の犯した罪の重さに気づけるかもしれません。
それくらい軽い気持ちで浮気をしてしまう人は実際にいるのです。

 

愛ゆえに怒り罰を与えるのだということを理解してもらえれば、妻も本気で反省し、夫への信頼をより強めることでしょう。

まとめ - 慰謝料でけじめをつければ、夫婦の関係は継続できる

親しき仲にも礼儀ありという言葉があります。
これは夫婦の仲にもいえることで、浮気という最大の無礼を働いたのであれば、相応の制裁を加えることは何もおかしくありません。

 

むしろ夫婦の関係を続けるために必要なことなのです。
けじめをつけるためにも、慰謝料の請求は遠慮せずに行いましょう。

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