妻の不妊治療中に夫の浮気が発覚した場合の3つの対処法
妻が不妊治療に取り組んでいる間に、妻に隠れて夫が浮気をしてしまうことがあります。
浮気自体が許せないのはもちろん、妻が子供を授かろうと必死になっているのに、それを裏切った夫はより強く糾弾されるべきでしょう。
こんな時、妻はどうすればいいのでしょうか?
ここでは、不妊治療中に夫の浮気が発覚した場合の対処法を解説します。
不妊治療中の浮気に我慢できず、即座に離婚を決意する女性もいることでしょう。
確かに離婚は立派な選択肢の1つです。
夫が重大な裏切りをした以上、夫婦関係を継続できなくなっても仕方ありません。
ただ、感情的に離婚をしてしまうのだけは避けるべきでしょう。
離婚には多くのデメリットもあるからです。
不妊治療中に離婚するデメリット
離婚をしてしまえば、当然ながら不妊治療はストップしてしまいます。
新たなパートナーが見つかるまで、子供を授かるのは我慢しなければなりません。
また、妻自身に十分な収入がなければ、離婚後の生活は苦しくなってしまうでしょう。
不妊治療中の離婚は、夫と別れたい気持ちと子供がほしい気持ちを天秤にかけなければならないのです。
不妊治療を継続したい場合に考えるべきポイント
もちろん、不妊治療は夫婦そろって行うものですから、夫が浮気を反省し再び不妊治療に協力してくれることが大前提となります。
その上で、以下のポイントについてよく検討してみてください。
総合的に考えて、やはり離婚した方がいいという結論に達した時には、遠慮なく離婚に踏み切りましょう。
浮気発覚後に不妊治療を継続するかどうかの判断基準
- 浮気をした夫の子供であっても産みたいのか?
- 出産可能な年齢の間に再婚できる見込みはあるか?
- 離婚後も現在の生活レベルを維持できるか?
理想的な問題解決の方法は、やはり夫婦の関係を修復することです。
そのためには、夫と十分に話し合う必要があります。
不妊治療の方向性について話し合う
特に不妊治療中の浮気は、その後の不妊治療の方向性についても話し合わなければなりません。
なぜなら、夫の浮気の一因が不妊治療かもしれないからです。
不妊治療は妻だけの問題ではありません。
夫にも大きな負担がかかりますし、治療費の問題もあります。
不妊治療が浮気の原因になっていることも
加えて、夫が妻ほど不妊治療に積極的ではなく、不妊治療をめぐって夫婦間に溝ができてしまっているケースが少なくないのです。
これは夫の浮気をある程度正当化する理由として使われることもあります。
したがって、話し合いの場においては、浮気の原因が何だったのかを素直に話してもらうことが重要になるでしょう。
もし不妊治療に原因があるのなら、妻の不妊治療に対する姿勢も見直すべきかもしれません。
それまでと同じように不妊治療を続ければ、夫婦関係が完全に破綻するおそれがあるからです。
もちろん、不妊治療とはまったく関係なしに浮気をしていた可能性もあります。
先入観は持たず、夫に自由に話させるようにしましょう。
夫婦関係を修復するにしても、夫や浮気相手に対して何らかの制裁を加えない限り、怒りが収まらない人はいます。
そんな時、役に立つのが慰謝料請求です。
不妊治療中の浮気という点を主張する
慰謝料は離婚とセットで考えられがちですが、離婚しない場合でも慰謝料請求はできます。
浮気による慰謝料の相場は、離婚するなら300万円程度、離婚しないのなら100万円程度です。
ただし、不妊治療中の浮気の場合は、相場よりも金額が高くなる可能性があります。
慰謝料は精神的な苦痛を埋め合わせるためのお金なので、不妊治療中の浮気という点が重く見られるのです。
妻はこの点を主張するといいでしょう。
不妊治療を継続するなら慰謝料請求は浮気相手におこなう
そして、慰謝料を請求する相手もよく考えなければなりません。
夫に慰謝料を出させるなら、夫個人の貯蓄が十分になければならないからです。
不妊治療を継続する上でも、お金はできるだけ節約しておくべきでしょう。
したがって、離婚しない場合の慰謝料は、浮気相手にのみ請求するのがおすすめです。
慰謝料請求については、こちらの記事を参考にしてください。
旦那と浮気相手を別れさせて慰謝料を請求するまでの正しい手順
旦那が浮気した場合の慰謝料相場と1円でも高く慰謝料をもらう方法
まとめ - 不妊治療は夫婦二人三脚。浮気の問題は完全に解決を
不妊治療は、夫婦が二人三脚で行わなければ決して成功しません。
その最中の浮気は絶対に許されないものです。
妻が何としても子供を授かりたいのであれば、浮気の問題の解決を最優先しましょう。
離婚をするにしても関係を回復するにしても、生まれてくる子供が幸せに育つ家庭を作ることを第一に考えてください。