探偵の料金と費用相場|料金の仕組みと安い費用で探偵に依頼するコツ

探偵に調査を依頼する人の多くは、まず料金について調べるでしょう。

 

どんな調査にいくらの料金がかかるのかは、どうしても気になりますよね。

 

できるだけ費用を抑えるには、「手付金」「成功報酬」といった言葉の意味や、料金の内訳も理解しておかなければなりません。

 

ここでは、探偵の調査の料金相場や内訳、支払いの仕組みについてまとめました。

 

また、あまり知られていませんが、費用削減の方法も意外な方法もあるのです。

探偵の調査料金にはさまざまな費用が含まれています。

 

見積もりを出してもらった時、その内容が妥当かどうかを判断するためにも、内訳の傾向を知っておきましょう。

探偵費用の内訳

主な費用としては以下のものがあります。

人件費

探偵の費用の大半は人件費です。
つまり、探偵事務所で働く人たちの給料ですね。

 

調査に投入される調査員の人数が増えれば、その分だけ人件費もアップします。

 

ほとんどの調査は複数の調査人を投入して行われるため、最低でも2人分の料金がかかることに注意してください。

 

費用を抑えたければ、調査員1人あたりの人件費に注目しましょう。

機材費

高性能な機材は探偵の調査に欠かせません。

 

夜間や遠距離からでも撮影が可能なカメラはもちろん、服に仕込めるカメラ、タバコの箱に見せかけたカメラなどもよく使われます。

 

こういった機材の維持費も少なくないため、料金に反映されているのです。

車両費

探偵は調査のために広範囲を移動しています。

 

また、尾行のターゲットが車で移動すれば、探偵も車で追跡するしかありません。

 

1台だけの追跡では尾行が発覚しやすいため、多くの探偵事務所では複数の車両をそろえています。

報告書作成費

探偵は調査の結果を詳細な報告書にまとめてくれます。

 

依頼者が訴訟を起こすつもりでいるなら、裁判でも証拠として使用可能な資料を作成しなければなりません。

 

報告書や資料の作成費も、あらかじめ料金に含まれています。

交通費、燃料費、宿泊費、通信費など

探偵の調査中は、いろいろ細かい料金がかかります。

 

電車賃などの交通費や車の燃料費、ターゲットと同じ施設に入るための料金、出張して調査をする際の宿泊費、 連絡のための電話料金などです。

 

これらもすべて料金に入っています。

探偵の調査料金に関する専門用語一覧

探偵の調査料金の説明では、いくつかの専門用語が使われます。

 

料金トラブルを避けるためにも、主な用語の意味を知っておきましょう。

手付金(着手金、頭金)

主に調査費用に使うため、調査の開始前に支払うお金のことです。

 

一般的には総額の10%から50%程度を手付金として支払います

成功報酬

調査が成功したあとに支払うお金です。

 

手付金を支払っている場合は、総額の残りを支払います。

 

当然ながら、調査が失敗した場合は支払う必要がありません。

 

探偵事務所によっては、手付金がなく調査成功時に全額を支払う成功報酬制(完全後払い制)を導入しているところもあります

追加請求(実費請求)

調査が終了したあと、交通費などの実際にかかった経費(実費)を請求することです。

 

見積もりに含まれていなかったお金を請求することになるため、料金トラブルの元になりやすく、最近はあまり使われません。

 

多くの探偵事務所では、すべての経費を含んだ見積もりを提示してくれます。

延長料金

調査を延長する時に支払うお金です。

 

あと1歩で証拠がつかめそうなのに調査の終了時間が近づいている場合、探偵と相談の上で支払います。

解約金

正式に調査の契約を交わしたあと、依頼者の都合で調査を中止した場合に支払うお金です。

 

どの段階で中止すれば支払うことになるかは、探偵事務所によって異なります。

 

解約金の相場は総額料金の8%から10%程度です。

探偵の調査料金は法律で決められているわけではないため、事務所ごとにかなり差があります。

 

依頼者が希望する調査期間にも左右されるため、一概には決められません。

 

ある程度の相場を知っておき、適正価格かどうかを判断することが大切です。

主な調査の料金相場

浮気調査 1時間あたり1万〜1万5,000円
素行調査 1時間あたり1万〜1万5,000円
人探し調査 1案件あたり20万〜30万円
嫌がらせ調査 1時間あたり1万〜1万5,000円
ストーカー調査 1時間あたり1万〜1万5,000円
盗聴器や隠しカメラの発見 10万〜15万円(一戸建ての場合)

浮気調査の費用相場は1〜20万円

探偵への浮気調査の費用相場は1〜20万円とも言われています。
数年前まで、浮気調査の費用は30万円前後と言われていたのに、対し、最近は少しずつ値段が下がってきています。

浮気調査の1時間あたりの費用相場は15,000円

浮気調査の費用の相場は、1時間15000円と言われています。

 

ただし、浮気調査を行うためには、1時間で調査を終えるわけにはいきません。

 

調査員の数は2名であり、最低も3時間以上の調査が必要です。

浮気調査の期間の相場は2日間

浮気調査の期間の相場は2日間と言われています。

 

時間にすると、1日6時間として2日で14時間ほどが相場となります。

 

浮気調査は1日で完了することが半数を占めています。

 

しかし、そうではない調査の場合は不思議と期間が延びてしまい、2日、3日、1週間と依頼内容によって変動します。

浮気調査の料金制度

浮気調査の料金制度は主に時間制度となっています。

 

1時間ごとに料金がかかる仕組みとなっているため、場合によっては追加料金がかかることもあります。

調査時間はあらかじめ打ち合わせで決まる

調査に必要な時間は、調査の面談(打ち合わせ)の最中に決まります。

 

必要となる時間については、探偵事務所が提案を出し、その提案を依頼者が受けるか、断るかを決めることが多いでしょう。

依頼する調査内容によっても、費用はまちまちです。
ここでは、調査内容ごとの調査費用の相場を紹介します。

調査内容

費用相場

浮気調査 1時間約1.5万円
所在調査 約10万円
行方不明者の捜索 約50万円
結婚調査 約15万円
素行調査 1時間1〜2万円
ストーカー対策 1日約10万円
盗聴器発見 30平米3〜40,000円

探偵の人探し調査は、失踪した人や昔の知り合いなどを探す時にとても頼りになります。
でも、難易度があまりにも高ければ、いつまでも発見できないかもしれません。

 

人探し調査の難易度を決めているのは何なのでしょうか?
また、難易度が高いと料金相場はどのくらいになるのでしょうか?

 

ここでは、人探し調査の料金相場について解説します。

人探し調査の料金は一定しない。1案件で料金設定していることも

人探し調査は、料金相場がはっきりと決めづらい傾向にあります。
1時間あたりの料金は1万5,000円〜2万円程度で、その他の調査と大きく変わりません。

 

しかし、調査の方法は地道な聞き込みが中心で、成功率は手がかりの量や質に左右されます。
つまり、調査に必要な期間が一定していないのです。

 

また、「浮気はしていない」という結論が出せる浮気調査と異なり、人探し調査のゴールは「探し人の発見」以外にありません。
明確な死亡情報がなければ、探し人はどこかで生きている可能性がありますから、依頼者が希望する限り探し続けることができます。
終わりが見えない調査になることも珍しくないのです。

 

そのため、人探し調査に関してのみ「1時間あたり」ではなく「1案件」として料金を設定している事務所もあります。
時間で区切るのではなく、「ここからここまで探そう」という計画を立てるわけです。
依頼先がどのようなプランを用意しているか、相談の段階で確認しておきましょう。

難易度ごとの人探し調査の料金一覧

相場が一定しないとはいっても、どのくらい料金がかかるのかはあらかじめ知っておきたいところです。
あくまでも傾向ですが、人探し調査の料金相場を難易度ごとに見ていきましょう。

簡単な所在調査:10万円〜20万円

ごく簡単な所在調査の場合、料金はそれほど高額になりません。
つい最近引っ越した人の居場所を突き止めてほしい場合などが該当します。
やろうと思えば自力でできなくもない範囲です。

 

このようなケースでは、探し人が存命かつ身を隠していないことが明らかな上、居場所を知っているであろう人も大勢います。
元の住所の周辺などで聞き込みを行えば、居場所を突き止めることはそれほど難しくないでしょう。

居場所がある程度特定されている場合:20万円〜30万円

次はもう少し調査の範囲が広いケースです。
特定の地域に住んでいることは間違いないものの、詳しい居場所までは特定できていないケースが該当します。
「あの人のことだから県外に出て行ったりはしないはず」「以前会った時、隣県に住んでいると言っていた」など、居場所につながる情報を思い出してみてください。

 

自力で調査ができるのは、おそらくこの程度が限界でしょう。
たとえ限定された地域での調査であっても、端から端まで聞き込みをして回るのは大変です。
無理をせずに探偵の力を借りるのが賢明だといえます。

探し人が身を隠している場合:30万円〜50万円

失踪した人や借金から逃げている人は、発見されないように潜伏しています。
あえて住所を移さないなど、追跡を振り切るために工夫をしているケースも多いため、調査の難易度もアップするのです。

 

捜索の方法自体は潜伏していないケースと同じですが、探し人が見つかることを恐れている点に注意しなければなりません。
探し回っていることが知られると、再び逃亡する可能性もあるため、慎重に調査を行う必要があるのです。

手がかりが少ないか、情報が古すぎる場合:50万円〜100万円

探し人の行動パターンや失踪直前の状況がまったくわからず、どこから手をつけていいのかわからない場合、難易度は非常に高くなります。
また、「30年前に失踪した家族を探してほしい」など、情報が古すぎる場合も手がかりがないのとあまり変わりません。

 

これらのケースでは、調査を開始する地域を決めること自体が難しくなります。
また、探し人につながる情報を持っている人も減少していると考えられるため、聞き込みの成果が上がりにくくなるのです。
調査の終わりが見えなくなってしまうこともありますから、いつまで調査を続けるのかは十分に検討するべきでしょう。

探偵の調査費用は、探偵社ごとに異なります。

 

ここでは、浮気調査、人探し調査のおすすめの優良探偵社11社の調査費用を比較しました。

 

浮気調査の調査料金比較

探偵社名

浮気調査の料金

原一探偵事務所 12万円〜
ISM調査事務所 調査員1名につき1時間7,500円
総合探偵社TS 1時間1万6,200円
HAL探偵社 調査員1人につき1時間6,000円
総合探偵社AMUSE 調査員1名につき1時間7,500円
響・Agent 調査員1名あたり1時間6,000円〜(調査16時間以降は3,000円〜)
ヒューマン探偵事務所 調査員2名、10時間の調査で1日15万円(パッケージプラン)
FUJIリサーチ 調査員1人につき1時間5,000円
総合探偵社MR 非公開
アイヴィ・サービス 非公開

 

人探し探偵社の調査料金比較

探偵社名

人探し料金

原一探偵事務所 12万円〜
HAL探偵社 12万円〜
FUJIリサーチ 8万円〜
ヒューマン探偵事務所 簡単な所在調査10万8,000円〜、失踪者捜索54万円〜
総合探偵社TS 1時間1万6,200円〜
総合探偵社フルスピード 1時間5,000円(税抜)〜

浮気調査の費用を安くするためには、とにかく「調査時間」と「人件費」を削減するのが一番のポイントとなります。

調査時間を削除するためのコツ

調査料金は、調査の時間によって決まります。

 

つまり探偵料金を安くするためには、調査時間を短縮すればいいのです。

 

例えば浮気調査の場合には、調査のための時間を削減するためには、対象者が浮気をしている日時をあらかじめ調べておくのです。

 

そのためには、まず自ら浮気調査をして、浮気相手とのデート日を調べる必要があります。

 

調べるためには、携帯電話の中身を調べるのが一番です。

 

LINEの中には浮気相手とのやりとりが大量に眠っており、その中には浮気相手とのデート期日についても書いてあるでしょう。

人件費を削除するためのコツ

人件費をできるだけ減らすには、対象者を警戒させないのが一番です。

 

警戒心を持ってしまった対象者を追う時には、探偵はどうしても調査員の数を増やさなくてはなりません。

 

しかし、警戒心を減らすことが出来れば、最低人数の調査でも可能です。

 

浮気について問い詰めたり、セルフ浮気調査ガバレないように気を付けてください。

警戒しきった対象者はプロでもお手上げ

浮気調査とは、浮気をしている人物に隙があってはじめて成功するものです。

 

プロの探偵の高い調査技術とは、対象者を「油断」させたまま調査を行うための技術であり、はじめから警戒されていては、いくら探偵でも対応できない場合もあります。

 

もしも自分で浮気調査を失敗したら、相手が油断するまで探偵も調査を行えません。

 

その間に証拠を隠滅され、離婚請求でもされようものなら、一生慰謝料の請求はできなくなるでしょう。

失敗のない浮気調査を心がけて

浮気調査の費用は安くなってきたとはいえ、まだまだ一般的には高いと言われる金額です。

 

しかし、費用削減の方法を実践すれば、数万円も費用がお得になることもあります。

 

ただし、費用削減ばかりを狙いすぎて、下手に自分で浮気調査をするのはやめておきましょう。

 

下手に失敗するまえに、セルフ調査についてもプロの意見を聞いてから実施することをお勧めします。

浮気調査はプロに頼むべき

自分で浮気調査をやったことがある人はわかると思いますが「ああ、やっぱりプロに頼んでおけばよかった・・・」と後悔することがあまりにも多いです。

 

しかも、一度浮気調査を自分で失敗してしまうと、探偵に依頼しても受け付けてくれない場合もあります。

 

費用がもったいないからといって、下手に自分で浮気調査をすると危険なのです。

探偵の調査料金について、「なぜこんなに高いのだろう?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

 

しかし、すべての費用には明確な使用目的があるのです。

 

料金の相場や内訳を知れば、悪質な探偵に騙されることもなくなり、支払いにも納得できるでしょう。

 

見積もりをもらったら、よく目を通してみてください。

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